LVR-SD100BKのデータ保護対策

LVR-SD100BKにあらかじめ搭載されている上書き防止の対策と大切なデータのバックアップ方法。

LVR-SD100BK上書き防止対策

LVR-SD100BKは、エンジン始動またはACCのONに合わせて録画を開始し、エンジン停止またはACCのOFFまで常時録画するタイプのドライブレコーダーで、記録媒体(SDメモリーカード、SDHCメモリカード)の容量がいっぱいになっても常時上書きを繰り返しながら記録を続けます。

ですのでSDカードを入れ替えたりする手間もなく非常に便利なのですが、事故発生時等の大切なデータが上書きされて消えてしまう可能性もあります。

そこでLVR-SD100BKでは以下のような対策がとられています。

5つのファイル形式を搭載

作成されるファイルの拡張子を変えることによって大切なデータが上書きされて消えないような仕組みとなっています。

拡張子 記録形式
NOR 常時録画の時に作成される映像ファイル。約8MB(VGAで23秒)ごとに1ファイルが自動的に作成されます。
SHC 衝撃を検知した時に作成される映像ファイル。
SHO 衝撃を検知した時に作成される上記SHC映像ファイルの前後に作成される映像ファイル。
BUC フラグボタンを押した時に作成される映像ファイル。
BUT フラグボタンを押した時に作成される上記BUC映像ファイルの前後に作成される映像ファイル。

※フラグボタン=手動で記録するボタン

メーカーに確認したところ常時録画とイベント録画(衝撃感知、フラグボタン)とで記録される領域に違いがないとのことでした。

またSDメモリカードの容量が一杯になった場合は、常時録画のNORファイルの古いデータから上書きされ、衝撃を検知した時、フラグボタンを押した時に作成される映像ファイル(SHC、BUC等)は上書きされない仕様だそうです。

ですのでSHC、BUC等のファイルが増えてくると常時録画のNORファイルが上書きされやすい状態へと進み、最終的には常時録画のNORファイルは作成されなくなります。

その状態で衝撃を検知した時、フラグボタンを押した時は、衝撃を検知した時、フラグボタンを押した時に作成される映像ファイル(SHC、BUC等)が上書きされて行きます。

※データ保護の設定を「保護しない」に設定している場合。

上記を踏まえて考えると事故等が発生した際の衝撃を感知して作成されたSHCファイルが上書きされて消えてしまう可能性は非常に低いと思われます。

ただし100%ではないので、少し記録容量の多いSDHCメモリーカードを使用して更なる上書き対策をしておくと良いでしょう!

ワンポイント!

定期的にSDカード内のデータを確認しましょう!SHC、SHO、BUC、BUTファイルが大多数になっていないかなど。データ保護の設定を「保護する」にしている場合は要注意です!!

LVR-SD100BK作成データのバックアップ方法

DATフォルダをHDDやDVD、CD-R等の記録媒体(メディア)にコピーします。

※取扱説明書にも説明があります。

また保存しておきたいファイルが特定できるならファイル単位で任意のフォルダに保存しておくことも可能です。

ワンポイント!

交通事故時などの重要なデータが含まれている場合は、複数の記録媒体(メディア)にコピーしておきましょう!

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