AN-R009のデータ保護機能
AN-R009は、microSDカードの容量がいっぱいになると古いデータから上書きして行くタイプのドライブレコーダーです。
本体への電源供給を切るか、REC/OKボタンで録画を停止させない限り、どんどんデータを上書きしてしまいます。
普段はそれで問題ないのですが、消えてほしくないデータや消えてはいけない重要なデータ(事故のシーン等)が、上書きされて消えてしまうと、ドライブレコーダーを取り付けていても肝心な時に役立たないことになってしまいます。
そこで、AN-R009には、大切なデータが上書きされないための機能が搭載されています。
この機能は、衝撃を検知した場合、自動で録画データを保護する機能です。
※Gセンサーの設定をオフから2G/4G/8Gのいずれかに変更する必要あり。
またMODEボタンを押すことで、その記録中データを保護することも出来ます。
データが保護されるということは?
保護されたデータは、、そのデータ(ファイル)をパソコンなどから直接削除するか、AN-R009本体で削除しない限り、上書きされません。
ですので、もしも大きな事故などに巻き込まれ、意識を失ってしまったとしても、データは自動的に保護されます。
このような保護機能が無い機種では、事故前後を記録した映像が、上書きされて消えてしまう可能性があります。
運用上の注意点
Gセンサーの設定を忘れずに変更しておくことです。
また設定値は、2Gが良いと思います。
それと保護されるファイルは、最大で2ファイルのようです!
※当サイトでの検証の結果。
それ以降は、保護されません。
この点を考えると設定値は、4Gのほうが良いかもしれません。
2Gでも普通に走行している限り、反応しないとは思うのですが、非常に悩むところです。
この部分に関しては、運用状況を確認して決める他なさそうです。
注意
取扱説明書に保護ファイル数の説明がないので、今のところ正確な数値は不明です。
もしかしたら、SDカード容量によって変化する可能性もあります。
保護ファイルの識別
保護されているファイルは、本体で再生する際に鍵マークが表示されます。
※保護されていないファイルでも鍵マークが表示されます。
ただパソコンから識別することは出来ないとまでは言えませんが、分かりにくいです。
↑この画像では、1714002から1714007が無いので、上書きされて消え、1714001は残っているので保護されたファイルであるという判断はできますが、ファイル名は通常ファイルと同じで区別は難しいです。
保護機能の落とし穴
保護機能は、万能ではありません。
AN-R009の場合、1分毎、2分毎、3分毎にファイルを生成することが出来ます。
仮に1分毎にファイルを生成する設定を選択していて、58秒時点で事故が発生し、保護機能が働いたとします。
この場合、衝撃を検知したファイルは保護されますが、事故直後の映像は、次のファイルに記録されるでしょう。
ということは、事故が起きる直前から瞬間までを記録したファイルは保護されますが、事故直後は消えてしまう可能性があるのです。
あくまで可能性の話ですが、知っておいてください!
この可能性を低くするなら、ファイル作成は3分単位がベストです。
念には念を入れて上書き防止対策
ファイル保護機能があるAN-R009ですが、出来るだけ容量の大きいmicroSDHCメモリカードを使用する事により、上書きされる可能性を更に低くします。
最大で32GBのmicroSDHCカードが使用できるので、最大容量を利用するのが上書き防止策としてはベストです。
特にAN-R009では、もともとファイル容量的には厳しい機種なので、特に!
AN-R009記録ファイルのバックアップ方法
データが保存されているmicroSDHCメモリーカードの「DCIM>日付系名称フォルダ」内にあるAVIファイルを、他の記録媒体(外付HDD、DVD、CD-R等)にコピーして置きます。
※フォルダ構成や名称は、パソコンによって違う場合もあります。
※PCの設定によっては、拡張子(.AVI)が表示されていない場合もあり。
ワンポイント!
交通事故の状況などを記録した大切なファイルは、複数の記録媒体(記録メディア)にコピーしておいたほうが良いです!
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