ドライブレコーダーを当て逃げ対策に

当て逃げ対策として有効なドライブレコーダーはないか?という質問を受けるときがあります。

そこで当て逃げ対策としてドライブレコーダーを活用する場合の注意点や問題点などを考えてみました。

ここでは当て逃げされない為の対策ではなく、当て逃げされてしまった時の対策として!

また当て逃げの定義として、ここでは車に傷等をつけたにも関わらず責任を逃れるために逃げた行為を当て逃げとします。

おそらく質問された方の趣旨もそこではないかと。

当て逃げは何時どこで起こる?

当て逃げと言っても様々なケースが考えられます。

  • 走行中
    └対向車とすれ違う際に
    └追い越し、追い抜きされる際に
    └追突
  • 停車中
    └対向車に
    └追突
    └追い越し、追い抜きされる際に
  • 駐車場
    └自宅敷地内
    └月極駐車場
    └外出先の駐車場
  • その他

当て逃げの相手は?

自動車、バイク、自転車、場合によっては歩行者も考えられなくもないです。

先日みた光景として、あるショッピングセンターの駐車場出口で、1台の車が歩道を塞ぐ形で停車していたので、その車両の後方を歩いて通過するか、少し待つか考えていたところ急に運転していた女性と助手席の女性が飛び出してきました!

何が起こったのか全く理解できなかったのですが、反対から来て車両後方を通過し、私とは反対方向へ歩いて行った男性の方へ駆け足で追いかけ始め何か叫んでいました。

これは当て逃げとは関係ない余談でした(^_^;)

当て逃げ対策で重要なのは!

相手の特定が当て逃げ対策では重要な課題といえます。

相手がバイクや自動車であれば、相手探しに車両のナンバー情報(自動車登録番号や車両番号)が欠かせないです。

特に外出先での当て逃げであれば。

ただし車両のナンバーを記録することは状況にもよりますが非常に難しい!

まっすぐにバックしてきたり、正面から衝突したりした場合は記録できることも考えられますが、真っ直ぐにぶつかるケースの割合は低いのではないかと思います。

でも相手が業務用の車両などであれば、その特徴から相手を探しだすことは可能だと思うので、ドライブレコーダーが全く役に立たないともいえないです。

またドライブレコーダーをフロントガラスに取付している方が大半だと思うので、車両後方への接触などでは全く相手を特定するための映像等を記録することが出来ません。

この他にも色々なことが考えられますが、とりあえず次の課題へ。

ドライブレコーダーの電源問題です。

エンジンを停止させた状態でもドライブレコーダーを作動させることは可能ですが、時間とともにバッテリーの充電量が減って行き、最終的には動作を終えてしまいます。そうなったら間違いなくエンジンの再始動も出来ないでしょう。

バッテリーで作動させておく時間にもよりますが、仮に夜6時に駐車して、翌朝7時までとなれば13時間は作動させておく必要があります。

こちらも個々の状況によりますが、24時間から48時間くらいドライブレコーダーを動作させておくための電源を確保できる方法が無いものかと思います。

すぐに頭に浮かぶものとしては、アウトドア(キャンプ、バーベキュー等)や非常時など用のポータブル電源を活用する方法。

参考: ポータブル電源

実際に検証してみないと正確な時間を把握することは出来ませんが、14時間くらいは録画できそうな商品もありそうです。

とりあえず出先で駐車した際の監視は何とかなりそうです。電源の確保という点では。

自動車保険

ここでの趣旨とは少しずれますが、損害を最小限に抑えるという意味では、自動車保険を充実させておくのも選択肢の一つです。

具体的には当て逃げにも対応した車両保険(一般車両保険)に免責金額0で加入しておくことで、当て逃げされたとしても損害は最小限に抑えられます。

ただし自動車保険料が多少高くなることに加え車両保険を利用すれば翌年の更新時にも保険料が高くなる可能性などもあります。等級プロテクト等の特約を利用するなど、この辺は自動車保険の内容をよく確認してください。

いずれにしても補償を充実させれば、金額の大小はあるでしょうが保険料は高くなります。

それでも個人的には損害を与えた相手に損害を賠償してもらうのが筋で、当て逃げともなれば行政処分や刑事処分(人身事故でもなければ難しいかな?!)も合わせて反省してもらいたいものです。

最後になりますが、当て逃げ対策に有効なドライブレコーダーは?という質問をされた方は過去に当て逃げの被害に遭われたのではないかと思います。

再度被害に遭うのではと日々心配されているのだと思います。

いかなる状況でも有効な手立てをドライブレコーダーのみで講じるのは難しい気がしていますが、特定のケースであれば何とか出来るかもと思うので、実例を紹介できたらと思っています。

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